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■新しい抗凝固薬について 最近、ワーファリンに代わる新しい抗凝固薬が開発され、研究が進んでいます。その中で唯一の経口内服薬として注目されているのがXimelagatran(キシメラガトラン)と呼ばれる薬です。まだヨーロッパの一部の国でしか発売認可されていないため、世界的にも試験段階の薬です。米国でも現在(2004年7月)臨床治験の段階です。 この薬はワーファリンと異なり、血液中に直接作用するため、短時間で効果が表れます。同様に短時間で効果が薄れます。よって1日2回の内服が必要です。最大の特徴は効果が安定していることで、ワーファリンのように定期的な血液検査による管理の必要がないことです。また食事による影響もわずかだということです。他の薬剤の影響も少ないそうです。 ここまで話すといいことづくめの画期的な薬のようです。要するに問題はその薬の効果で、これまで「やっかい」とはいえ半世紀以上にわたって使用され、その確実な効果が立証されているワーファリンに取って代わるには、相当な覚悟がいるということなのです。 現在のところキシメラガトランに関して欧米で大規模に調査されてきたのは、
の3点に限られています。人工弁置換術後という、ある意味もっとも抗凝固が重要な分野ではまだ治験の計画もありません。というのは相当な確実性が他の分野で証明されなければ、それこそ人体実験的な治験になってしまうからです。理論的には有効である薬剤なので、今後の臨床データの積み重ねを待つしかありません。→ワーファリンについて
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